劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデンが11月25日に金曜ロードショーで公開されるの楽しみです。
テレビアニメも毎回泣かされましたが、映画も涙なしでは見れません。
3回見に行きましたが、3回とも泣きました。
ヴァイオレットの手紙を書く姿勢や、内容も相手に寄り添っていてぐっとくるからです。
テレビでも何度か少佐に手紙を書いていますが、最初は報告書みたいな文章と内容でしたね。
それが最後の方はちゃんと少佐に宛てた手紙になっていて、「ああ、成長したんだな」と感動したものです。
自分の気持ちを一番伝えたい人に伝えられるヴァイオレットになっていました。
ヴァイオレットの手紙に込められた少佐の想いの内容とは?
ヴァイオレットは最初は本当に人形みたいでしたね。
仕事の通称も【ドール】ですから余計に人形みたいになるというか。
テレビのときも成長していましたが、劇場版ではさらに成長したヴァイオレットがいました。
でもちょっと苦しそうな感じで始まります。
期待通り、泣かされてしましますよ。
どうにもならないもどかしさと、やるせなさで共感して泣いてしまいます。
劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデンあらすじ
ヴァイオレットがドールとして活躍していた時代から少し先の未来から物語は始まります。
かつてヴァイオレットが代筆をしたことのあるアンがその生涯を終え、家族に見送られた葬儀のあとのアンのお屋敷。
孫のデイジーが、ヴァイオレットが代筆した手紙と当時の新聞の切り抜きをみつけ、ヴァイオレットに興味を持つ。
デイジーは誘われるようにその足跡をたどっていき、物語は過去の世界へ。
ヴァイオレットは人気のドールとして有名になり、CH郵便社で日々を忙しく過ごしている。
戦争は終わり、平和が訪れ、街灯がガスから電気に変わっていき電話が普及していく。
世の中が変わっていく中で、ヴァイオレットは・・・。
そんな日々の中である日、一通の手紙をホッジンズが見つける。
その筆跡が今はもういないはずの友人のものだった。
映画を見た感想
最初に思ったのが映像が綺麗で、やっぱり好きだと思ったことですね。
さすが京都アニメーションですね、期待を裏切りません。
テレビのときも綺麗でしたが、スクリーンで見ると迫力が違いました。
映画版のオリジナルストーリーで、新しい登場人物も出てきます。
ユリスはとても大きな変化をヴァイオレットにもたらしたと私は感じました。
映画の中でもやっぱりヴァイオレットは少佐を待っているんですよね。
どこまでもヴァイオレットの世界は少佐だけだったと思います。
でも私が思うに、初めて少佐以外の事を優先しようとしたんですよ。
ヴァイオレットの世界が少佐だけではなくなって、大切なものが増えた瞬間でした。
ヴァイオレットの後ろ姿に心が震えた瞬間がありました。
ヴァイオレット・エヴァーガーデンの世界
そもそもヴァイオレットエヴァーガーデンはどういうお話なのか、紹介していきます。
Story
ヴァイオレットは、戦争で戦うことだけを教えられた兵器として扱われ、感情を持たない武器として存在していた。
感情を持たないヴァイオレットに言葉や文字を教え導いていたギルベルト少佐は戦争末期にヴァイオレットに「愛してる」と言い残す。
その言葉を理解できないヴァイオレットは「愛してる」の意味を知るために代筆業をすることになる。
手紙を書きながら人と触れ合い、ヴァイオレットが少しずつ成長していく姿を描いていく。
最初は本当にお人形みたいに自分で考えられない状態だったのに、だんだん感情を覚えて、考えることを知っていく。
楽しいことより辛いことの方が多い、生きることの中で大切なことを知っていくお話です。
ヴァイオレットの手紙の内容は人の心を素直にする
劇場版はテレビシリーズのその後となっています。
映画だけを見ても楽しめますが、出来れば予習してからの方がもっとヴァイオレット・エヴァーガーデンの世界に入り込めます。
原作は小説なのですが、アニメとは少し設定が違うので映画の前の予習としてはお勧めしません。
YouTubeで冒頭10分は公開されていますし、説明や解説動画もあるので見ておくとよいと思います。
私は3回映画館で見てるんですが、時間がたっているのでちょっと忘れている部分がありました。
予習、大事かもしれません。
神回と言われている10話
『愛する人はずっと見守っている』
この回は涙無くしては見れませんので、タオルか、ティッシュを箱で抱えてみてください。
他の回はともかく、この10話は映画にも直接かかわってくる話なので、知っておいたら映画に入りやすいと思います。
あらすじ
ヴァイオレットが代筆を依頼されてやってきたマグノリア家。
そこには病気の母親とお母さんが大好きな女の子、アンが暮らしていた。
代筆の依頼主である母親とヴァイオレットが手紙を書いている間は、同じ部屋にいることが許されないアン。
大好きなお母さんとの時間をヴァイオレットが奪っていると感じたアンは、我慢できず言ってはいけないことをお母さんに言ってしまう。
アンがメインでヴァイオレットはあたえられたことを淡々とこなすけど、心の中は大変になっている感じでした。
母娘愛のお話でしたが、ヴァイオレットも感情を出して最後は大泣きするんですよね。
ぜひ、10話は見てほしいです。
乙女心と母心の5話
『人を結ぶ手紙を書くのか』
結婚を控えたお姫様のお話で、個人的に好きなんです。
ちょっとわがままな幼いお姫様と、お姫様を送り出す乳母の関係が胸を打ちます。
あらすじ
ヴァイオレットはドロッセル王国のシャルロッテ姫が婚約者に送る、公開恋文を代筆するために呼ばれて出張に来ていた。
だが、そのやり取りの内容がお相手の本心ではないのではないか、お相手のダミアン王子が実は姫の初恋の相手だとヴァイオレットは聞かされる。
姫の涙を止めるためにダミアン王子と交渉して本心でやり取りすることに成功し、姫も自分の気持ちを伝え、結婚式を迎える。
このシャルロッテ姫を支えていたのが乳母のアルベルタ。
声優の小山芙美さんの声もイメージぴったりで、姫を思う気持ちがよく伝わってきました。
この回は、恋する乙女の甘酸っぱい幸せなお話でした。
で、終わればよかったんですが、最後に少佐のお兄さんが出てきて厳しいお言葉で締めました。
後悔と罪悪感の涙の7話
『 』
サブタイトルは無いらしいです。
あらすじ
人気劇作家オスカーの執筆を書き出す依頼を受けて、その家にやってきたヴァイオレットは代筆以外にも創作活動を手伝うことになる。
オスカーは病気で亡くなった愛娘にかつて語った物語を脚本にしようとするが、最後の部分で行き詰った。
最後のシーンをヴァイオレットの協力と娘との思いでによって書き上げることができた。
ヴァイオレットはその帰りに、オスカーの亡き娘を思う気持ちに触れてから自分が無感情に戦場でしてきたことを思い出し、罪悪感にかられる。
ヴァイオレットが持っている日傘はこの時にもらった、オスカーの娘のものでした。
段々と感情を知っていくのはヴァイオレットにとって楽しいことより苦しいことの方が多いように思いました。
おとなの勝手で武器に仕立て上げられたのに、苦しい思いをするのはヴァイオレットだけなんで理不尽だと、テレビの前で私が憤ってました。
まとめ
いかがでしたか?
劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデンを見るのが楽しみですね。
ヴァイオレットの手紙の内容は、少佐に宛てた最後の手紙として有名になってますね。
手紙を受け取った少佐は内容を読んで、自分の思い込みを考え直してくれたようでちょっと安心しました。
ヴァイオレットもやっと素直な気持ちを少佐に向けて手紙で書くことができて良かったと思います。
2人の幸せを願ってやみません。